全社ミーティング「返る(帰る)場所ができた日」

9月19日、社員が本部に集まって全社ミーティングを開催しました。この会は全社員が顔を合わせて話し合いをすることが目的で、今回はアイキューブの展開する「いずみ塾」「ベルーフアカデミー」「東進衛星予備校」の3ブランドの教育目標について、その内容確認から今後の行動、定着に向けての取り組みの具体化のために行われました。

冒頭の社長あいさつでは、同ミーティングについて「この瞬間瞬間に全社として一番大事にしなければならないことを全社で話し合う場」と説明。今回扱うのは、各ブランドの運営の基準になる「教育目標」を“命”のあるものにすること。「お客様⇔社員⇔企業の3者が良くなっていく仕組みを考えることが大切。そのスタートとなる原点にしたい」と思いを語りました。その上でこれらを策定していくにあたり、「社会のニーズと自分たちが大切にしたい思いを踏まえていること、つまり自分たちの想いが乗っていることが大切」としました。「大事にしたい想いを大事にし、やりたいことをやっていく。私たちはその他のどの塾でもないから、自分たちが何者なのかをしっかり固めること、その積み重ねで成長していける」と今後のビジョンにも触れました。会は、ブランドごとに分かれて話し合う形で進み、いずみ塾は目標そのものの再点検から、ベルーフ、東進はこれまでの行動を振り返り、中身のあるものにしていくためのベースとなる考えや行動指針固めに入りました。

―教育目標―
①いずみ塾<楽しく学び、いきぬく力を育てます。>
②ベルーフ<自ら考え、挑戦し、「新」を創り出す人を育てる。>
③東進<実現します!一人ひとりの「合格設計図」>
④総務<Change before change.>
⑤人事広報<「ひと」で会社の未来を創る。働く「ひと」を幸せにする。>
⑥SE<Legacy & Innovation>
⑦FN<育ちゆく子どもの家庭学習と、親の子育てを支援する。>

それぞれ、これまで「教育目標を最上位に置いた運営(や意識)が出来ていたか」「これからどんな想いで目標を達成していくのか」などについて、個々に熱い想いを披露しあいました。「成績を上げたい」「合格はゴールにはならない」「将来どうなってほしいかをイメージする」「壁に立ち向かっていく生徒になってほしい」など、手がかりとなるフレーズや行動、気持ちなどがいくつも挙がり、現場に携わる立場からは実際に生徒たちから教育目標を再認識させられたなどのエピソードも聞かれました。
そんな中、いずみ塾は目標のフレーズの点検から出発。ここまでの過程の中で「このフレーズを本当に教育目標として良いのか」という考えがあったからです。例えば “いきぬく”には複数の意味を持たせているのですが、その意味や表記などの是非、また楽しく学ぶの「楽しく」など1つ1つのワードの検証などを通して、一連のフレーズが全員の総意となるまで細かい部分まで議論がなされました。
こうしたプロセスを経て、あらためて現状のものが確定の目標となり、会の後半は、目標への行動はどのようになるべきなのか、そのために立ちはだかる壁は何か、ではその壁をどう解消していくかといった具体的な落とし込みへと議論は進行していきました。
その結果、「生徒にはこういう風になってほしい」という願いも含め、「ほめる」「聞く」「目標」「情報提供」をキーワードに、実際の日々の取り組みに反映させていこうという部分にまで到達することができました。
終盤に全部署がこの日の成果をそれぞれ発表。日常業務に反映させられる具体的な行動が決まったところはその進捗管理の方法など、決まっていない場合はいつまでにどこまでを決め遂げるのかなどが表明されました。
こうした全社ミーティングは定期的に開催されます。それは冒頭の社長の言にもあったように、定期的に「全社としてその時に一番大事にしなければならないことを、全社で話し合う場」が必要と考えるからです。最後に「みんなで決めて、みんなで動くのがアイキューブ流。時間はかかりましたが、立ち戻る原点ともいえる場所が固定できたことは大きな財産。会社が捨ててはいけない一番のことは “現場に関わっている人が活き活きできること”。現場の人たちが喜びを持ってやっていけることが社として最も大事なことです。それがあるから発展していけるし、そのための小さな努力を一丸で続け、そうした1つ1つを積み重ねていきたい」と社長が語り、そうした<うねり>が全体に伝わった大きな意義のある1日となりました。

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