「大学入試等教育改革セミナー」で現状把握

26日、社員が本部に集合して「大学入試等教育改革セミナー」が開かれました。
2020年に向けて教育の再編が進む現在、「大学入試が変わる」などのニュースが連日テレビや新聞で報じられています。<大学入試改革>とまでいわれるその変化の具合と、「待ったなし」とされるその近況について、株式会社エデュケーショナルネットワークの教材編集長・上野伸二さんからお話をうかがいました。
生産年齢人口の急減、労働生産性の低迷、グローバル化・多極化などの日本の現状は、予想されているよりはるかに速い世の中の流れなのだそうです。これまでと同じ教育を続けていても、これからの時代に通用する力を子どもたちが育むことができない…、これが「待ったなし」の大きな要因といいます。「今の小学生が社会人になる頃、〇%が今は存在していない仕事に就く」などの衝撃的なデータも紹介されました。

ことし1月に公表された「高大接続改革実行プラン」により、センター試験が廃止され、2つの新テストが創設される。テストでは教科の枠組みが変わり、合教科・科目型、総合型の問題が組み合わされて出題される…。こうした決まり始めた項目は、聞こえくる様子として「2020年度から実施される」と思われがちですが、実際にはその数年前から対応が求められるなど、「単なる入試制度の変更」にとどまらない「改革プラン」として、決定していない要素も多く、目が離せない状況であることに加え、本当に教育業界として大きな変化と対応が求められるということが痛烈に伝わってきました。
まだ決定していない項目の動きを早めに察知し、把握し、早めに発信する―。そうした取り組みへの、まずは意識づけの一歩となったセミナーでした。保護者の方々、生徒の皆様の疑問にお応えできるよう、また最新の正しい情報がお伝えできるよう、これからの姿勢と気持ちを新たにしました。

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